会社でベテランさんが定年退職された。40年ほど働かれているはずで、自分も同じ(またはそれ以上の)道を歩むだなんて想像もつかない。業務をご一緒する機会はなかったけれど、醸し出される癒しオーラだけは感じていた。自分をアピールするような人ではないけれどどやはり多くの同僚から愛されていたようで、記念撮影から最後の見送りまで人の輪が途切れなかった。自分の退職の時は、話をする人はせいぜい一人か二人だろうな、と想像しつつ、そういう時に人望のなさと非コミュを痛感して辛くなる。…という感情も少し前までで、最近はだいぶん開き直ってきた。
自分はもう多くの人と仲良くなれる人間ではないし、人と付き合う時は常に自分を気にしてほしいと思ってしまう=他人から疎まれる人間だということは充分自覚している。このまま片隅でひっそりと生きていくんだろうなと、その現実を受け入れてきているので大丈夫。
なんてことを思った。