『こどもの指につつかれる』/小祝百々子

語る言葉を持たない。沈黙。
片腕を失った65歳独身の老人が主人公。弟がひどいやつで、主人公の片腕を失った原因を作り、さらには主人公から奥さんを連れ去ってしまう。。。主人公は、どこか心に傷を抱えているように思える女性に思いを寄せるけど上手くはいかない。生意気な子供(その女性の子供)は鼻につくけどいい距離感(のように傍からは見える)。最後、彼は弟を許すことができたのか?