税理士講座申し込み。正直な感想を言うと、やっちまった感がある。意を決して申し込みに行ったはずなのにこの感情は何なのだろう。いや、でもこれでいいのだ。最後まで資格勉強をやり切れのるかという不安はあるが、無策のまま漫然と過ごしツケを将来に回すだけの不安と比べればどちらを取るべきかは歴然としている。
スタート自体が開講から遅れているのでひとまず慣れている簿記論を申し込むことにした。税務の知識が欲しいので9月からは消費税法を受講する。余裕があれば財務諸表論も。
社会人だと1年1科目が妥当だそうな。目先で欲張って消化不良を起こし、お金もやる気も失うことが一番避けたいので、熱くなりすぎず現実的に選択していきたい。
電卓を持参する毎日がまた始まる。

O原で相談してきた。税理士資格の価値、受講コースおよび受講科目の選択、学習計画の立て方等々いずれも親身になって答えていただいた。簿記1級を中途半端に受けていることや1月開講コースにどのように追いついていけばいいのかなど、個人特有の事象にも真剣に回答を与えてもらえて大変ありがたかった。これまでのもやもやした不安や謎が全て氷解。もうここに決めよう。
1月開講に追いつくまでは相当大変そう。それでも意欲がある時こそが始め時であると思うので、早速明日にでも申し込みをしてこよう。
相談を終えてすっかり遅くなった帰路、途中のらんぷ亭で一人夕食を食らう。周りには若さと希望溢れる大学生のグループ。こんな時こそ背筋を伸ばして堂々と飯をいただく必要がある。これから予備校通いが始まれば毎晩こんな夕食になるであろう。だからこそ、せせこましくすべきではない!
(iPadminiが活用できるかは不明。うまく利用できなさそうなら購入は見送る。お金ないしね)

会社にて。美人な女性社員がコピー機の紙詰まりで困っていた。偶然そのスペースに用事があって行ったのだけど、一歩近づいたその瞬間こちらの顔をガン見してきて、暗黙に「困ってます。助けて」とメッセージを放ってきた。
困っているのだから人に助けを求めるのは当たり前だろう。それは分かってる。分かってるんだけど、ひねくれている自分は「今まで人にちやほやされることに慣れきっているからこそ今回も当然のように誰かが助けてくれると思っているのではないか」「その傲慢がむかつく」と思ってしまった。一瞬、回れ右をして退散しようかと思ったけど、それを行動にうつすと社会人としての自分は終わってしまうのでなんとか耐えた。機械をみてあげて、フラットな感情を装って会話。“慣れた”女は切れ者な自分をアピールしながら感謝の言葉を投げかけてくる。己への信頼が満々である。
でもまぁ、その人に手を差し伸べることができた自分に安心した。これで回れ右をしていたらまた今晩家で憂鬱になっていたところだよ。自分の、美男美女に対する妬みの念を自覚して愕然とした一日。

会社でベテランさんが定年退職された。40年ほど働かれているはずで、自分も同じ(またはそれ以上の)道を歩むだなんて想像もつかない。業務をご一緒する機会はなかったけれど、醸し出される癒しオーラだけは感じていた。自分をアピールするような人ではないけれどどやはり多くの同僚から愛されていたようで、記念撮影から最後の見送りまで人の輪が途切れなかった。自分の退職の時は、話をする人はせいぜい一人か二人だろうな、と想像しつつ、そういう時に人望のなさと非コミュを痛感して辛くなる。…という感情も少し前までで、最近はだいぶん開き直ってきた。
自分はもう多くの人と仲良くなれる人間ではないし、人と付き合う時は常に自分を気にしてほしいと思ってしまう=他人から疎まれる人間だということは充分自覚している。このまま片隅でひっそりと生きていくんだろうなと、その現実を受け入れてきているので大丈夫。
なんてことを思った。

経理職という仕事。自分が専門知識がないからといって、それだけで税理士資格を持っている人にへりくだるしかなくなるのかと思うとむかっとしてきた。それに、経理職をやっていて営業さんらよりも唯一優位な点があるとすれば税務の知識である。ある程度の会計知識など、もはや誰でも持っている。簿記1級でさえ挫折した自分だけど、腰を据えて勉強しようかと思い立った。とりあえず予備校のパンフレットを申し込み。あと、2月早々にある予備校主催無料セミナーに行ってみることにする。
問題は予備校に通うお金がないこと。あと、実はこの欲求、資格試験をしている弟に試験テキストを格納(自炊)したiPad miniを自慢気に披露され、ただそれを真似したくなったことというくだらない動機からきているということ。あまりにもチープすぎて、持続力に疑問符がつくよね。

なにもない。閑職の時期に入り、暇を持て余して突発的に午後休暇。しかし、自宅では何もしない。一度帰宅するともうだめだな。図書館は臨時休館日でアテにしていた本が借りられず、目論見が外れてしまった。
ハイエクを読んでいるが、訳文特有の周りくどい言い回しのせいでなかなか頭に入ってこない。*1難しい本の解釈をするだけの頭がないので書評は書けないし、写真を撮ったって人様に見せられるようなものは何もないしで、何も発信することがない!非モテというアイデンティティさえ揺らいだ今、ぺらぺらな自分は、今日ものほほんと生きていく。

*1:二重否定とかがやたら多い。

『ラブ・アゲイン』

面白かった。笑えて、爽やか。スカッとさせてくれる作品だった。唯一、司法試験の彼女の言動だけが突拍子がなく、それでいいのかよと思わせるけど、まぁ気にせずにいることはできる。