『ヘルタースケルター』

沢尻エリカ、マジ美人。驚くべき美貌。いきなり裸体を晒す、その根性に乾杯。美しいわぁ。
美という表層でしか評価されないことへの苦悩、そして破綻。でもね、美しいことが好きなのに自分の顔は醜悪で、それでもそれを晒しながら生きていかなければならないこの苦しみを、あなたは飲み込めますかね?めっちゃしんどいで!あぁしまった、皆そうなのか。失敬失敬、また自分だけが悲惨アピールをするところだった。(あと勿論、自分を偽ってよく見せそれを維持することの精神的苦痛の方が、醜悪でも自分のありのままを晒しながら耐え忍ぶ生き方よりも厳しいものであることは分かってるつもりですよ)
序盤から弩級に感じさせる、沢尻エリカの過剰な自意識や美への異常な執着。スタートは面白かったけど、中盤以降はいまいち破綻への進捗が停滞しているように感じられ、退屈だったかな。その点、『ブラック・スワン』は秀逸だったなぁ。
大森南朋のキャラはキモすぎて笑った。この人見ると小野ゆり子の童顔しか思い出せない自分はきっともう重症です。